ホーム > 新着情報

新着情報

2016.03.19 風営法改正と千歳市(特例地域を生かせるか)

 前回の記事で風営法改正に伴い千歳市清水地域が条例により新たに特例地域に入ったことを説明しました。

  これにより、特定遊興飲食店営業許可を受けることができる地域となったということも合わせてご紹介しました。 この特定遊興飲食店営業の許可要件ですが、特に大きな変更がなければ


■特定遊興飲食店営業の構造要件(施行規則の改正案)

①客室の床面積は、1室の床面積を33平方メートル以上とすること。

②客室の内部に見通しを妨げる設備を設けないこと。

③善良の風俗若しくは清浄な風俗環境を害し、又は少年の健全な育成に障害を及ぼすおそれのある写真、広告物、装飾その他の設備を設けないこと。

④客室の出入口に施錠の設備を設けないこと。ただし、営業所外に直接通ずる客室の出入口については、この限りではない。

⑤営業所内の照度が10ルクス以下とならないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。

⑥騒音又は振動の数値が条例で定める数値に満たないように維持されるため必要な構造又は設備を有すること。


というままで行くことになるでしょう。 申請の内容としては現在の風営法許可要件とほぼ差がなく、
「人格的欠格要件」 の存在も現在の許可と変わらない運用がなされます。

つまり、前回の記事で紹介したような事案が多発してしまった場合、風営法違反の処分を受けてしまえば同様の経営者は5年間、特定遊興飲食店営業の許可も受けられなくなってしまいます
もちろん別人で許可を取り実態はその被処分者が経営するなどという行為は名義貸しに相当する可能性があることはいうまでもありません。

 構造上の要件では街のつくり上やむをない点もありますが、やはり33平米以上の客室を確保することができる建物は多くはありません。

 これは仕方ないことなのですが、全体的に建物が古く、その所有関係が不明確、所有者との直接契約が多く、仲介業者が入っていないものは特に建物の所有が共有であったり、賃貸契約書が不明確で賃料や改築における規定が曖昧、借家人による増築により、構造と書類が不一致などの問題があることも事実です。

もちろん、登記記載面積より広い客室などではなかなか申請も難しい面があります。

 そういった面では、ある程度再開発ビルのようなテナントを用意し、整備していく必要性もあるかもしれません。

  また歓楽街周辺が暗い、ということも多かれ少なかれ観光客にとっては入り辛い印象を受けるでしょう。
 ここは街の整備上の問題で、法律的な話ではないのですが、暗い街、というのはどうしても規制・監視体制を敷きたくなる心情になることも理解できます。

 明るすぎてうるさい、というものも規制したくなりますが、暗いは一層与える影響が悪いでしょう。

 申請書類は他の風営法上許可と同様の書面が要求されます。 これは規制的な目的の強い表れとも言えます。

 これから千歳の中心街もタウンプラザの再開発、のれんストリートの開業などの変化が起きてきます。合わせて、この法改正に合わせた歓楽街の活性化も進めていけるよう、また適正な手続きができるように行政書士として協力していきたいと考えています。
行政書士 丸山 達也
ご相談はお気軽に!
受付時間
 
9:00~17:00
行政書士 丸山 達也