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2016.03.14 千歳市と改正風営法(新制度について考察)

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風営法が改正され、特定遊興飲食店営業があらたに創設されました。
こちらは「許可を受ければ」お客様に遊興させる飲食店営業も深夜帯にも営業が可能になる業態です。

遊興については、以前の解釈通りに運用されるものと見通されております。 「従業員に於いて積極的行為によって客に遊びに興じさせる」ものです。
・カラオケ機械を設置し、歌に合わせて合いの手を入れたり、照明を調整して、不特定の客に歌うことを勧奨する行為
・不特定の客にバンドの生演奏やショー、ダンス等を見せる行為
・不特定の客にスポーツ等の演奏を放送し、積極的に応援を促す行為
※ただし、オリンピックやW杯など非日常的なイベントに関して反復的継続的に営利目的で実行していると認められないものは除外。

など幾つかが考えられます。
「不特定」であり、特定の客にこれをしたり、カラオケであれば歌に合わせて合いの手を打ち、それをテーブル周りで行っているなどの事情があれば「接待」と見なされ、社交飲食店営業として許可を取らなくてはならないのは従前と変わりません。

さて、遊興と言われるこれらの行為は、今までも遊興業の規制範疇でしたが、実態として運用されることはほとんどありませんでした。 しかし、これが風営法という規制の範疇になったとなれば、当然、許可を受けなければ違法行為となってしまいます。
今まで、深夜酒類飲食店営業としての深夜帯にも営業していたこの手のお店に関してはグレーだったのものが「白、許可されている」か「黒、無許可」かという面で規制が強化されてしまった一面もあります。

 そして、この特定遊興飲食店営業は、特定の地域、北海道では風俗営業の営業延長許容地域(深夜1時まで営業できる地域)の中で周囲に児童施設等がないエリアに限られます。 この、営業延長許容地域に千歳市清水地域が新たに組み込まれます。
 すなわち深夜1時まで、風営法上の営業が可能になり、特定遊興飲食店営業の許可を受けることが可能な地域になるのです。
 
これは非常に大きな意義のあることで、空の玄関口である千歳市の歓楽街を活性化させることができる大きな変化です。
 
しかし、適正な歓楽街を作るためにはそれ相応の規制が必要になります。 今まで以上に規制が厳しくなるであろうことが予想されます。 これは純粋に、許可を取ってしっかり営業をしている事業所が損をする事態を避けるためにも重要です。 深夜営業届けのみで、風営法上の接待を行う事業所が放置されていれば、許可制度創設の意味を失わせてしまうからです。 それでは誰も許可を取らない状態となり事実上無秩序状態となってしまうため、望ましい状況とは言えないエリアとなってしまいます。
 
 接待は本来、風営法上の許可である以上、それを徹底していく必要があります。
特定遊興飲食店営業許可は面積基準が相当以上に厳しい(それでも従来のダンスホールの半分ほどではありますが…)ものである以上、やたらと規制するわけには行けませんが、接待は風営法上の許可をとり、不特定多数へ遊興させる業態には特定遊興飲食店営業許可を取るよう指導される可能性が高くなる、ということに意識を向けて営業スタイルを考えていく必要があります。
行政書士 丸山 達也
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行政書士 丸山 達也